むし歯の治療と同じように、口の中だけの局所麻酔をしてからインプラントを入れます。そのため術中はほとんど痛みを感じません。処置時間はだいたい30~120分位です。ただし、傷口はありますので、麻酔が切れた後は痛みが全くないわけではありません。手術後1~2日痛みや腫れが出る場合があるので、痛み止めと抗生剤を処方いたします。
補綴センター
むし歯の治療と同じように、口の中だけの局所麻酔をしてからインプラントを入れます。そのため術中はほとんど痛みを感じません。処置時間はだいたい30~120分位です。ただし、傷口はありますので、麻酔が切れた後は痛みが全くないわけではありません。手術後1~2日痛みや腫れが出る場合があるので、痛み止めと抗生剤を処方いたします。
統計データとして、お口にいれたインプラントの96%が10年後も使用できているという結果が出ています。
お口の清掃状態が良ければもっと長く安定して咬むことができます。何よりも、定期健診が大切です。
高齢の方でも、骨の状態が良ければ問題なく治療を行えます。
しかし、顎の発達中にインプラントの埋入はできないため、成長過程にある方はできません。
歯を失う原因の第一位は歯周病です。そのため、歯周病でインプラントができるか心配になる方は多くいらっしゃいます。
歯周病によって歯を失う場合、周りの骨がかなり溶けて失っているため、インプラントを入れる場所がなく、インプラントを入れられないことがあります。場合によっては骨の移植手術を行いインプラントを入れることもありますが、歯周病が進行しているお口の中では手術自体がうまくいかないこともあります。
また、インプラントもきちんと磨いていないと、周りの骨が溶けてしまいます。「インプラント周囲炎」と呼ばれます。歯周病の治療を行っていない方は、お口の中に歯周病原細菌が多く存在するため、インプラント周囲の清掃不良により、炎症を起こしやすくなります。そのまま放置すると、最悪インプラントを失うことになります。
そのため、術前に必ず歯周病治療を行い、お口の環境を整えたのちにインプラント治療を行います。
糖尿病を患うと、細菌への抵抗力が弱くなるため、手術部位から感染が起きやすかったり、傷の治りが遅れたりする場合があります。糖尿病のコントロール状況により、術前からの抗生剤処方などで対応しインプラント治療が可能な場合がありますので、ご相談ください。
治癒期間が通常よりも長くなることがありますが、インプラント治療が可能な場合もあります。実際、2018年には次のような報告があります。「2016年まででインプラントと骨粗鬆症について言及した600近い報告の中から信頼できる15本厳選しまとめたところ、骨粗鬆症を有する患者さんのインプラントの成功率は健常な患者さんと違いがなかった。また、術後に骨粗鬆症患者さんの方がインプラントの周りの骨の吸収が多かったがその差は0.18mmだった。」
しかし、ビスホスホネート製剤を使用している方は注意が必要です。骨粗鬆症の方で抜歯などの外科処置をきっかけに、顎骨壊死を起こす可能性があります。そのため、使用しているお薬を必ず確認し、場合によっては主治医と連絡をとり治療に取り組みます。
歯科金属で金属アレルギーを起こしやすい種類は、ニッケルやクロムなどです。
インプラントに使われるチタンは生体親和性が高く、整形外科でも骨の固定に使用されます。
そのため金属アレルギーの心配は基本的にありませんが、まれにアレルギー反応を起こす方もいらっしゃいますので、金属アレルギーの検査結果などを参考に相談いたします。
手術の緊張によって血圧が上昇することがあり、また、局所麻酔には血圧を上昇させる成分が含まれています。そのため、術前のコントロール状況の把握、術中の血圧のモニタリングを行いつつ安全にインプラント治療を進められるように対策を行っております。
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞の場合、血液サラサラの薬を服用します。そのため手術中、手術後に血が止まりにくくなることがありますが、適切な止血処置をすることで、安全性を確保できます。
人工弁置換手術を受けている方など、感染リスクを考慮するべき方もいらっしゃるので、まずはご相談ください。
腎臓を患っていると、感染に対する抵抗力が弱まります。術前の抗生剤服薬により感染対策を行いインプラント治療を行いますが、腎不全で透析治療を受けている場合は主治医と連絡をとり治療に取り組みます。
ホワイトニングを行う前には、必ず歯科医師の診断が必要となります。お口の中の状態によっては、ホワイトニングができない場合もあります。色が変わりにくい歯、歯周病等、別治療を行う必要がある場合など、ホワイトニングをすぐにスタートすることはできません。また、歯の被せ物や詰め物は白くなりません。そのため、天然歯をホワイトニングした後、詰め物の色を変えるなど別治療が必要になるケースもあります。また、無カタラーゼ症という、過酸化水素を分解する酵素である「カタラーゼ」が先天的に欠損している診断を受けた方はホワイトニングを行うことが出来ません。まずはご相談ください。
ホワイトニング治療には、ご自宅で行うタイプ、医院内で行うタイプなど種類があり、ご自身のライフスタイルによって選択することができます。まずお口の状態を診査し、ご自身に合ったホワイトニングは何か、相談してから決めましょう。
ホワイトニングを行うことで、知覚過敏のような症状が出ることがあります。これは一過性のものであることが多く、ホワイトニング中、ホワイトニング直後に起こります。しかし、これらは事前に知覚過敏処置をし予防することが可能です。合わせてご相談ください。
ホームホワイトニングは、1日最長2時間トレイを装着し、それを2週間程度継続していただきます。オフィスホワイトニングは、カウンセリング~ホワイトニング材塗布~色調確認まで2時間程度で完了します。
妊娠、授乳中の女性がホワイトニングをして、問題が発生したという報告はありませんが、安全性の立証は得られていないため、当院では妊娠期や授乳期以外の時期をおすすめしております。
目安になりますが16歳以上としています。ホワイトニングは十分に形成されたエナメル質でないと施術を行うことができません。これには個人差があるため、まずはご相談ください。また、未成年の施術には保護者の同意書が必要となっております。
ホワイトニング効果を実感できる期間には、個人差があります。歯の着色度合いや、お口の中の状況がそれぞれ違うのと同様に、ホワイトニング効果が得られるスピードにも違いがあります。黄色・茶色系の着色は比較的早くホワイトニング効果を実感でき、グレーや青みがかった着色は少し時間がかかるということもいわれています。さらに、ホームホワイトニング、オフィスホワイトニングなど、選択するホワイトニング方法によっても効果の出方は異なるので、診査したのちに、効果が実感できる目安についてお話いたします。
個人差がありますが、一般的には半年~1年といわれています。歯の種類や、生活習慣(食生活、喫煙、摂取しているサプリなど)により、色戻りのスピードは異なります。
乳歯が生え始めたら歯みがきの習慣づけをはじめましょう。まず子どもをあお向けに寝かせ頭を保護者のひざの上にのせ口の中を観察することからです。また清潔な指で口の中を触ることもよいでしょう。特に上唇の裏を触られるのを嫌がります。少しづつ伸ばしてあげると子どもは口をいじられることに慣れてきます。初めのうちはガーゼや綿棒などで清拭してあげればいいでしょう。慣れてきたら乳児用の歯ブラシで1~2回ちょんちょんと歯に触れる練習から開始しましょう。
子どもさん用の歯ブラシと保護者用の仕上げ磨き用の歯ブラシと分けてみてください。それでもかんで歯ブラシをダメにしてしまう子どももいますが、その場合はだめになる頻度が多くても仕方ないと考えてください。かんでダメにしてしまう時期は、いつまでも続きません。幼児になって注意をしてあげればかまなくなってきます。それまでの間は、ダメになったらその都度新しいものに変えてあげてください。
歯が生えた後、唾液中に含まれるカルシウムが歯に付きさらに硬くなります。だから生えて間もない時期の歯は、まだ十分に硬くなっていないためむし歯になりやすいのです。フッ化物は、歯を硬くする作用があり、乳歯・永久歯に関わらず生えた直後に塗るのが最も効果的です。まずは下の前歯が生えてきたころから定期的に歯科へ通い、上下の前歯が生えてきたらフッ化物の塗布を行ってみてください。また、うがいができない年齢でもフッ化物を塗布することは可能です。ただし、フッ化物はむし歯予防の万能薬ではありません。塗ったからといって安心せず歯みがきの習慣やきちんとした食生活をすることです。
乳歯は、遅い場合は1歳を過ぎてからようやく生えてくることもあり、生える時期には個人差があります。歯が生えてくる前には、生える場所が大きく膨らみ、指で軽く触ると歯のある部分が白くなり触れることができます。1歳になってまだ生えていなくても、歯ぐきが他の部分と比べ膨らんでいれば、歯がある証拠なので心配はありません。心配なことがありましたらご相談ください。
歯ならびやかみ合わせが悪くなるのは4つの要因があります。1つ目は、乳歯をむし歯などで早く失い永久歯の生える場所がなくなるためです。2つ目には、歯と顎の骨の大きさのバランスが悪く永久歯の生える場所がないためです。歯や顎の大きさは遺伝もありますが、良くかまない、または硬いものを食べないことにより、十分顎が発達しないことも関係あります。3つ目は、出っ歯や受け口(反対咬合)の中には純粋に遺伝的な問題が要因のこともあります。4つ目はおしゃぶり、指しゃぶりなどの癖、舌の前方突出癖や口呼吸、頬杖、うつ伏せ寝などの生活習慣も関係します。最近では、永久歯の歯並びが悪くならないように、乳歯の時期から簡単な装置を利用した方がよい場合もあります。最良のタイミングで治療ができるように、まずはご相談ください。
おひとりで歯科医院にお越しできない方が対象となります。介護保険はお持ちでなくても診療を受けることができます。
レントゲン撮影装置や歯を削る機械もあり、ほぼ医院と同じように治療できます。しかし患者様の体調の悪いときは治療が進められないこともありますので、治療期間は長くなることがございます。
いいえ、特にありません。必要なものは全て持参いたしますので、いつも過ごされているイスやベッドでリラックスしてお待ち下さい。